パリは美食の都として知られ、世界中からグルメが集まる場所です。フランス料理はもちろんのこと、さまざまな国の料理が楽しめるこの街では、バターとオリーブオイルに疲れた胃腸にぴったりの本格的な和食を味わえるレストランもあります。今回はオペラのJapan streetにある「Yasube(やすべえ)」を紹介します。
店内に足を踏み入れると、そこはまるで日本の居酒屋のような雰囲気が漂っています。大きく配置された調理カウンターには串に刺された肉がたくさん並び、その場で炭火を使用してじっくりと焼き上げる様子を見ながら食事を楽しむことができます。
今回は夜定食の焼き鳥定食(焼き鳥7本と生野菜のサラダ、ご飯、お味噌汁)を頂きました。Yasubeの夜定食の一環として提供される焼き鳥は、本格的な和の味わいを提供する一品です。焼き鳥は、主に鶏肉を使用することが多いですが、Yasubeの焼き鳥は、鶏肉だけでなく、鴨肉などフランスらしい素材を巧みに取り入れていました。何より炭火で焼いた焼き鳥ならではの香ばしい風味と絶妙な焼き加減を実現しています。外はカリッと中はジューシーな仕上がりは日本に帰ってきたのではないかと思わせるほどの感動ものです。
他にも、夜定食の追加メニューとして刺身の盛り合わせ小(11ユーロ)と天ぷらの盛り合わせ小(同じく11ユーロ)も頂きました。
僕がいただいた刺身はマグロ・サーモン・鯛でした。(メニューには魚の名前がなかったのでおそらく、季節ごとに新鮮な魚を選んでいるのでしょう)
どれも新鮮でとても濃厚な旨味を感じられます。そして、付け合わせで出てくる大根のツマが地味に美味しい笑
天ぷらの方は、エビが2本、キノコ、ズッキーニ、ナス、ニンジンの盛り合わせ。天ぷらのサクサク感が最高。めんつゆのしょっぱさに安心する自分が日本人であることを再確認させてくれます笑
テンションが上がってビールの後に日本酒もいただきました。
ドリンクメニューはこんな感じ
パリ市内の価格としては平均的で決して安くはないですが、ビールと焼き鳥、日本酒と刺身の組み合わせを遠く離れた国で楽しめると思うとコスパはめっちゃいいなと思いました。
お会計 (2024年5月)
焼き鳥定食7本 24ユーロ
刺身盛り合わせ 11ユーロ
天ぷら盛り合わせ 11ユーロ
麒麟麦酒瓶500ml 7.5 ユーロ
日本酒浦霞 10ユーロ
税込63ユーロ
まとめ
パリでこのクオリティで食べられる焼き鳥は希少価値高いなと思います。他に炭火で食べられるお店はまだ見たことないです。パリを訪れて少しお腹が疲れたから日本食恋しいなあと思った際には、この焼き鳥を味わってみてください。おすすめです!
基本情報
- 住所: 9 Rue Sainte-Anne, 75001 Paris, France
- 営業時間: 火曜日~土曜日(日曜と月曜はお休み) 12:00~14:30、19:00~21:45
- アクセス: 最寄り駅はPyramides駅。駅から徒歩3分
- Google Maps: Yasube